
「公認オートキャンプインストラクター資格」はご存知でしょうか?
今回は2021年6月上旬に僕が受けてきました公認オートキャンプ指導者(インストラクター)資格認定講習会を紹介します。
今回の資格認定講習会はコロナの影響で2日間の講習会を「ZOOM」での開催となり、2日間講習を受け最後にある認定試験に合格すれば資格取得できるという流れです。
通常、東京都で講習会が行われておりますが近年コロナ禍で「ZOOM」での講習会となり全国のキャンパーが気軽に受講できるようになり資格保有者も増えてきています。
結果から先にいうと、見事に合格しました!

ぱちぱちぱち
そこで僕が講習を受け、どういったことをやってきたかを時間ごと説明します。
あまり詳しく書きすぎると誰からか怒られそうなので、2日間の流れを簡単に記事にしています。
▼この記事でわかること
・講習会2日間の流れ
・どういう内容を勉強したか
・講習会の費用など
オートキャンプインストラクターに「興味がある方」や「受けてみたい!」という方はぜひチェックしてください!
今回の講習会「ZOOM」だから



楽勝でしょ!
と思ったら意外とキツかった・・・(メンタル面)
公認オートキャンプ指導者(インストラクターってなに?
そもそも公認オートキャンプ指導者(インストラクター)資格はどんな資格かというと
一般社団法人「日本オートキャンプ協会(以下JAC)」が公認するオートキャンプの指導者資格です。
人から提供される楽しみだけではなくて、オートキャンパー1人1人が自分で楽しい(楽しめる)活動を展開できる能力を身に着けてもらおう!と教えるのがオートキャンパー指導者。
公認オートキャンプインストラクターって何ができるの?
オートキャンプインストラクターの資格を取得すると、イベント会場やキャンプ場で開催されているキャンプ教室等で活躍することができます。
また、自分でキャンプ教室を開きたい方や専門的に学びたい人、キャンプ場で働きたい人や自分の子供に教えたなど参加者の中には色々な目的を持っている人が沢山いました。
月に数回JACよりキャンプ協会より依頼がある場合もあります。
学習内容
オートキャンプインストラクターになるにあたって様々な内容を学習していきます。
ただ単に「オートキャンプとは?」みたいなことだけではなく、オートキャンプの歴史から環境保全行動論まで幅広く学んでいきます。
学ぶ項目は下記の通りです。
参加&受講費用
参加費用は受講前の前払い制でJAC個人会員入会してるorしていないで変わってきます。
・JAC個人会員入会+参加申し込みセット=25,000円
・すでに個人会員の場合=18,000円
これらの金額に下記が含まれております。
・受講料
・テキスト代
・受験審査料
・登録料
またJAC会員ではない場合の差額7,000円は
入会金と年会費がプラスとなっています。
今回学ぶオートキャンプのテキストブックのボリュームは約100ページあり、普通にキャンプだけ楽しむだけじゃなかなか学ばないものばかりで非常に参考になる内容でした。
講師


講師も豪華で、あの「小川張り」で有名な”SAM氏”から
tent-Mark DESIGNSとコラボし発売されている「ガレージテント」をデザインした
“佐久間 亮介氏”も講師として参加していました!
受講1日目
受講1日目は、まず朝8:30amより入場開始するので事前にコーヒーを淹れZOOMより入室し、開始までじっくり待ちます
そしてここから下記スケジュールで進んでいきます
1.オリエンテーション!8:45~
オリエンテーションでは日本オートキャンプ協会会長の挨拶をはじめ、今後のスケジュールの流れや注意事項について説明がありました。
今回の参加者は約70名で、僕と同じ趣味を持つと考えるだけでワクワクが止まりませんでした。
ここでの僕のやる気度120%でした(フラグ)
2.環境保全行動論(50分間)9:00am~
僕たちがキャンプを楽しむ時に、欠かせない要素として自然環境があげられます。
その中で、環境や保全、行動の意味をしっかり学んでいきキャンプを楽しむからこそ自然を守る大事さを学んでいきます。
特にごみの5Rとオートキャンパーができる消費行動や樹木や森林について学びました。
休憩(5分間)9:50am~
最初の休憩
勉強は苦手ですが、好きな物事は意外とすんなり頭に入るなんてありませんか?
勉強している自分が何だか大学時代の講義を受けている自分を思い出し、少し学生気分を味わった休憩時間でした(笑)
3.オートキャンプ場概論(50分間)9:55am~
ここではオートキャンプの歴史などを学びました。
日本でのオートキャンプの歴史や
国内外のオートキャンプ場の違い、オートキャンプ場の必須要件など初めて知ることばかりでした。
休憩(5分間)10:45am~
2回目の休憩!
ここで少し目の疲れと腰の痛みを感じる。
ここまで約130分椅子に座っているので、背伸びやコーヒー飲んで少し回復。
交流タイム(20分間)10:50am~
交流タイムでは参加者のうちランダムで3-4人ほど分けられ
限られた時間の中で自己紹介などしました。
自分のお気に入りのキャンプギアや、普段何をしているなどの雑談で
普段知りえないような方たちと話せてあっという間に20分経過し終了となりました。
4.安全管理論(50分間)11:10~
安全管理論では、キャンパーとして安全に楽しみ、そして指導者として安全に活動できるスキルを身に着けるための講義でした。
キャンプへ行く前の事前準備や天候、無理のないスケジュール管理からマナーを学び
指導者としての危機管理能力をみっちり勉強しました。
昼食(30分間)12:00~12:30
みっちり勉強した後のお待ちかねの昼食タイム!
と、ウキウキして自宅のキッチンへ
何食べようかな~と考えて30分間なので煮るラーメンを食べようとお湯を沸かしました。
しかし、問題が発生
お湯を沸かし、ラーメンを煮ているうちに15分が経過
残り15分
慌ててラーメンを作り、急いで麺をすすりいれると



あっちいいいぃいいい
と、口の中火傷してしまいました。
次の項目が始まる約2分前に食べ終わりました。
休憩時間が短すぎでした。少しここがマイナスポイント
前の授業で安全管理論を勉強したくせにさっそく口の中を怪我しました。
交流タイムその2(30分間)12:30~
交流タイム第2回目
この時間は前回と少し違い人数がランダムで5人で雑談しました。
1回目をは違い、みんな交流タイムに少し慣れが出てきてこちらも楽しく会話することができました。
キャンプ好き学生やキャンプ場経営者、アウトドアショップで働いている人など色んな人と交流できあっという間の30分。
5.オートキャンプ概論(50分間)13:00~
ここでは先ほどやったオートキャンプ場概論よりさらに掘り下げて
レジャーとしてのキャンプの歴史を学びました。
これらを細かく学んでいきました。
休憩(5分間)13:50~
お昼休憩後の5分休憩。
もはや疲れて、5分休憩という短さに慣れつつありますが
お昼食べた後ということで、眠気が発生。
コーヒーを飲み眠気を飛ばすよう試みるが5分という短さで
あっけなく休憩終了。



体痛い…
このあたりから、肉体的に疲労感が溜まりつつありメンタル面でも辛くなってきました。
6.オートキャンプ生活技術論(50分間)13:55~
オートキャンプ生活技術論では、日常の生活を野外に持ち出す生活の3つの要素「衣」「食」「住」を満たす、より快適にオートキャンプで過ごすためのキャンプ計画や道具の準備やキャンパー同士や自然に対するルールやマナーなど知識とノウハウを学びました。
また、テントの種類やキャンプギアの使い方の注意事項や山岳エリアでの気候の変化なども学びました。
休憩(5分間)14:45~
ラスト休憩!
もうここでは疲れが麻痺してしまい
「もうどうにでもなれ」という気分が少しありました。
そのぐらい長時間の椅子に座ってパソコンに向かいZOOMで見られているという感覚が不慣れで余計疲れが感じました。
交流タイムその3(20分間)14:50~
初日最後の交流タイム
最後の交流会はランダムに選ばれた2人で会話しました。
内容は「声を出さずに相手がジェスチャーでやる動きで物を当てる」というゲームでした。
これがなかなか難しく、僕はこの時間にちょうどハンバーガーが食べたい気分でハンバーガーを食べるジェスチャーをしましたがなかなか相手には伝わらなく苦戦しました。
指導者として、相手に伝える難しさやどうやれば相手に分かりやすく伝えるかを考えさせられました。
7.コミュニケーションワーク(50分間)15:10~
最後の講習のコミュニケーションワークは、負けじゃんけんをしたり
*教師が出したじゃんけんに負けるというルール
ランダムに選ばれた2人で「じゃんけんで負けた方が相手を褒める」などしました。
このじゃん負けしたら相手を褒めるというのは
普段褒められ慣れてない僕としては、褒められるとどういう反応していいのか分からないので



絶対に勝ってはいけない!
と、逆に思いじゃんけんにのぞみました。
そして見事にじゃんけんを勝ってしまいました。
しばらくいろいろ褒められ



あ・・// はい///



ありがとぅ・・//ございます//
と、噛みながら褒められ地獄を耐え抜きました。
放課後:16:15~
1日目の全講習が終わり、ここからは放課後タイム。
自由参加で司会進行いただいてる協会の方が、一人ひとり話す場を設けてもらい
みんなの前で改めて自己紹介とお気に入りのキャンプギアの紹介をしました。
僕は現在商品化に向けてこっそり作っている真鍮製のランタンハンガーを紹介しました。
まだまだプロトタイプなので売れたもんでもないですが
みんなに褒められてホクホクしてました。
第1日目終了
長い1日が終了しました
最初は楽勝と、思っていましたが疲労感半端ないです。
終わった瞬間ドっと疲れがでて1日目終了後は横になりソファーで目に温かいタオルをあててゆっくりしました。
第2日目
想いのほかキツかった初日を乗り越えた第2日目
体にはまだ疲れが残っていましたが、最終日でもある2日目もブラックコーヒーを飲み眠気を覚まし試みました。
入場開始:8:30~
第2回目は8:55amまで入ってればいい感じでしたが、交流タイムが気になり
8:30amからZOOMに参加しましたが、ほとんどの受講者も結構早い時間から参加していました。
早朝交流タイム(20分間)8:35~
早朝交流タイムは参加自由で退席も可で、司会進行の方よりフラれた人が話している感じでした。
オリエンテーション(5分間)8:55~
ここでは2日目の内容の簡単な説明でした。
8.キャンピングカー論(50分間)9:00~
ここでは、RVとは?や。キャンピングカーの定義や要件、キャンピングカーの種類など学びました。
牽引式トレーラーなども国によって違った発展をしてきている所に関心しました。
休憩(5分間)9:50~
2日目ともなると、5分休憩も大分慣れました(笑)
終わった瞬間、ZOOM退席して一服し気分をリフレッシュしました。
9.オートキャンプ指導論(50分間)9:55~
講習会最終科目の「オートキャンプ指導論」
冒頭にも書きました、自遊人になる手助けをするのがオートキャンプインストラクターの使命
そのための指導者として意識や能力、役割などを学びました。
ただただキャンプの知識だけではなく、万が一の時を避けるための回避能力(危機管理)もとても重要だよっという内容でした。
休憩&結果発表後の説明(15分間)10:45~
短いようで長い講習会も一通り終了!
休憩で落ち着きたいけど、すぐテストが始まるので少ない時間で復習しました。
試験!!(60分間)11:00~
ドキドキの試験開始!
試験の内容は言えませんが、選択問題や穴埋め問題、小論文の様な問題がありました。
難易度につきましては、2日間しっかり受講すれば回答できるレベルとなっております。
ただ、さぼったりすると普通に分からない問題もあるので、これから受ける方はしっかりと受講しましょう!
試験終了
僕自身の試験のできは、8割完璧で残りの2割(小論文)が微妙という感じでした。
問題を解く時間が前半で思いのほかとられ、後半の小論文に時間がかけられず時間との闘いでした。



小論文のお題が僕には難しかった…。
結果発表&資格取得後は?


結果は、見事に合格しました!
認定試験に無事合格した場合は、後日認定証明書やJACオリジナルステッカーなどがご自宅に届きます(通常1週間後)



コロナの影響で試験終了後2週間ほどかかりました
これでようやく日本オートキャンプ協会公認のオートキャンプインストラクターに慣れます。
ぼくは仕事柄お客様にオートキャンプ好きが多く、この資格があると少し尊敬の目で見られるようになりました(笑)
基本的に、お金を払い講習会を受ければ誰でも受かるようになっていますが、僕自身久しぶりに「勉強」して「資格取得」というある種の自己啓発ができたかなと、満足でした。
まとめ
今回オートキャンプインストラクターの講習会を受け、とても内容が濃い2日間でした。
日本全国の同じ趣味を持つ人と一緒に勉強し、交流したりしてInstagramでも繋がりを持てるようになりました。
講習会で学んだ知識を、自分の家族や仲間と共有し一緒にキャンプを楽しめる自遊人としてこれからも頑張っていきたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました
では、りのた(@field_sekkei)でした


興味がある方は下記リンクにて登録いただきますと次回開催時の案内を受け取れますのでチェックしてみてください。