「もっと速いボールを投げたい」
ピッチャーをやっているなら、一度はこう思ったことがあるはずです。
でも実際には…
・毎日投げているのに球速が伸びない
・筋トレをしても変化を感じられない
・何が原因なのかよくわからない
そんなお子さん、保護者の方も多いのではないでしょうか。
実は、球速アップに大切なのはむやみな筋トレではなく「フォームの改善」です。
フォームを見直しただけで、117km/h → 137km/h と +20km/hのアップを実現した、その実体験をもとにした再現性の高いフォーム改善型トレーニングを4つご紹介します。
小学生・中学生のピッチャーはもちろん、お子さんをサポートしたい保護者の方も参考にしてください。
球速アップの前に知っておきたい前提
球速アップに必要な要素は、大きく分けて2つあります。
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| ① パワー・瞬発力を高める | ボールに伝わる力を大きくする |
| ② フォームを改善する | 持っているパワーをロスなくボールに伝える |
多くの選手が「筋トレをすれば球速が上がる」と思いがちですが、それは半分しか正解ではありません。
どんなに筋力があっても、フォームが悪ければその力はほとんどボールに伝わりません。
りのた特に少年野球の選手は体がまだ成長途中。フォームの基礎固めが球速アップへの最短ルートだよ!
実際、フォームを見直すだけで球速が大きく変わる選手は非常に多いです。
まずはこの「2つの要素」を頭に入れた上で、次から紹介するトレーニングに取り組んでみてください。
球速アップするフォームを身につけるトレーニング方法
① パワーポジションキープトレーニング
パワーポジションとは「体が最も力を発揮できる構え・位置」のことです。
投球の際にこの姿勢をしっかりキープできると、理想的な体重移動ができるようになり、球速アップに直結します。
逆に、パワーポジションが崩れてしまうと体重移動が乱れ、いわゆる「手投げ」になってしまいます。



アシスタント] パワーポジションってどんな形なの?



スクワットの途中みたいなイメージ!足を肩幅に開いて、股関節を少し曲げた前傾姿勢だよ
パワーポジションの基本姿勢


パワーポジションの基本姿勢は、スクワットの途中のような形です。
次の4点を意識して作ってみてください。
・足を肩幅に開く
・股関節を曲げて軽く前傾姿勢をとる
・膝がつま先より前に出ないようにする
・背中をまっすぐ保ち、体の軸を崩さない
練習方法


1.上記のパワーポジションを作り、姿勢をキープする
2.その姿勢のまま、投球方向にゆっくり体重移動する
3.動きの中でも姿勢が崩れていないか鏡や動画で確認する
保護者の方は、お子さんが投球練習をする際に「パワーポジションが崩れていないか」をチェックしてあげてください。
上半身と下半身がバラバラになっている選手や、体をうまく連動させられていない選手に特に効果的なトレーニングです。
■おすすめギア:POWER STANDBY(FPSB-100BBMC)


パワーポジションを身体に覚えさせる専用トレーニング器具です。
体重移動の感覚習得に直結するおすすめ商品です!
② 方向指示トレーニング(体の開きを抑える)
「体が早く開いてしまう」というのは、少年野球でよく聞く悩みのひとつです。


体の開きが早いと、腕だけで投げる状態になってしまいます。
| 体の開きが早いとどうなる? | 結果どうなる? |
|---|---|
| 球速が上がらない | 体の回転が使えずパワーがロスする |
| コントロールが不安定になる | リリースポイントがぶれる |
| 肩・肘の負担が増える | 上半身だけで補おうとするため |



体の開きは百害あって一利なし。まずここを直すだけで大きく変わる選手も多いよ!
練習方法
1.投球方向に対して、グラブ側の手で「方向を指す」ようなイメージで腕を伸ばす
2.その指した方向をキープしたままステップを踏む
3.踏み込んだ瞬間まで体の正面が開かないように意識する
ポイントは「踏み込んだ瞬間まで体を開かない」こと。
この感覚を繰り返し練習することで、無意識に体が開いてしまうクセが自然と修正されていきます。



これって最初はゆっくりやった方がいいの?



そう!最初は鏡の前でゆっくり確認しながら。正しい動きが身についてきたら徐々にスピードを上げていこう。
保護者の方は「踏み込んだときに体が開いていないか」を横から見てチェックしてあげると、修正がスムーズです。
■おすすめギア


体の開きを抑える方向をガイドしてくれる投球フォーム矯正器具。
体の開きを抑えるトレーニングをより効果的に行いたい選手におすすめです。
③ グラブ側の腕を使って高速回転を生み出すトレーニング
投球フォームで意外と見落とされがちなのが、グラブ側(利き手と逆)の腕の使い方です。
多くの選手は、ボールを持っている側の腕ばかりに意識が集中してしまい、グラブ側がおろそかになっています。
しかし実は、グラブ側の腕の引きつけが体の高速回転を生み出す非常に重要な動作です。



グラブ側の腕を正しく使うだけで球速がガラッと変わる選手、本当に多いよ!
グラブ側の腕が使えていないと起きること
| 症状 | 原因 |
|---|---|
| 球速が出ない | 体の回転が不足している |
| コントロールが安定しない | 体の軸がぶれている |
| 疲れやすい | 腕だけで余計な力を使っている |
練習方法
ここではバネ投げグラブ・バウンディングハンドを使った練習方法をご紹介します。


1.ステップを踏んだ瞬間、グラブ側の腕を「肘から引く」イメージで素早く胸に引きつける
2.その引きつけのタイミングと、投球腕が前に出るタイミングを合わせる
3.まずはキャッチボールの中でこの動きを意識して繰り返す





引き方のタイミングが難しそう…



「踏み込んだ瞬間に肘から引く」と覚えておけばOK!最初は少しオーバーに引くくらいの意識でちょうどよかったりするよ。
キャッチボールの段階からこの動きを意識させてあげることで、試合でも自然に使えるフォームが身についていきます。
■おすすめギア


グラブ側の腕の引きつけを正しく覚えるための専用グラブです。
装着するだけで正しい引きつけの感覚が身につくグラブ。
④ 強力リリーストレーニング(なんかまざった)
球速アップの仕上げとなるのが「リリース」です。
せっかく①〜③でフォームが整っていても、最後のリリースが甘いと力がボールに伝わりきりません。



ここまで練習してきたのに最後で損するのはもったいない!リリースも大事なトレーニング要素のひとつだよ。
良いリリースの3つの特徴
・指先でしっかりボールを押し込む感覚がある
・バックスピンがかかったボールが投げられる
・リリースポイントが毎回安定している
バックスピンのかかったボールは、空気抵抗に負けにくく、打者の手元で「伸びる球」として感じられます。



バックスピンって何が違うの?



バックスピンが多いと揚力が生まれて失速しにくくなるんだ。打者には「浮いて来るように見える」から打ちにくい球になるよ!
練習方法
ここではロケットリリース・発射バンドを使った効果的な練習をお伝えします。
1.短い距離(10〜15m程度)でのキャッチボールに集中する
2. バンド装着で指先でボールをはじくように意識してリリースする
3.投げたボールの回転を目で確認する
4.最後にバンドを外して同じ感覚で投球する
回転を目で見て確認できるトレーニングボールを使うと、自分のリリースの課題が一目でわかるのでおすすめです。
スライダー回転になっていたり、回転数が少なかったりといった問題点がすぐに発見できます。
■おすすめギア


重さのあるボールを投げることでリリースの感覚と指先の力を強化。300g/400gの2サイズ展開しています。
まとめ
今回は「球速アップに必要な4つのトレーニング」についてご紹介しました。
球速アップは、筋トレだけで解決しようとすると遠回りになることがあります。
✔ パワーポジションをキープした体重移動
✔ 体の開きを抑える方向指示
✔ グラブ側の腕を使った高速回転
✔ 指先まで意識したリリース
この4つを意識してトレーニングすることで、フォームが整い、ボールに伝わる力が大きくなっていきます。
一気にすべてを直そうとするのではなく、①から順番に取り組んでいくのがポイントです。
地道な反復練習が、球速アップへの最短ルートです。
■ こんな人におすすめです
・毎日投げているのに球速が上がらない
・フォームのどこが悪いのかわからない
・筋トレだけでは限界を感じている
・子どもの投球フォームをチェックしてあげたい保護者の方
・肩・肘の負担を減らしながら球速を上げたい



まずは①のパワーポジションから。1つずつ体に染み込ませていこう!
では!りのたでした。











